横浜市港北区の病院敷地内で2020年12月、指定暴力団住吉会系組員の男性(26)が倒れているのが見つかり、その後死亡した事件で、神奈川と群馬の2県警の合同捜査本部が生命身体加害略取と逮捕監禁の疑いで逮捕した男性8人について、横浜地検は29日、不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。
不起訴となったのは、指定暴力団稲川会系組長(46)ら29歳~48歳の男性8人。
8人は共謀して20年12月5日、平塚市北金目の路上で、追尾して停車させた車両から逃走した組員の男性に対し、金属製バットなどで頭部や背部を殴るなどの暴行を加えた上、近くに止めていた車に押し込めて発進させ、脱出不可能にして逮捕監禁したなどとして、今年6~7月、逮捕された。