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【横浜M】横浜M喜田拓也、敬愛する〝ボス〟との再会で得た気づき「ヒント?結構ありますね」

カナロコ by 神奈川新聞 2024年7月30日 17時3分

 敬愛する〝ボス〟との対話は、多くの気付きを与えたようだ。J1横浜Mの主将喜田拓也(29)が2021年途中まで率いたアンジェ・ポステコグルー氏(58)と再会。「ヒント?結構ありますね。やっぱりそうだなっていうところもありつつ、マリノスらしさってどこにあると言うと近しいものはある」。アタッキング・フットボールを取り戻すきっかけとなるか。

 イングランド・プレミアリーグのトットナムを率いるポステコグルー氏は、国際親善試合のため来日。喜田は練習場へ駆け付け「普段できない話もできたし、改めて人としてリスペクトできる人だと思った」という。

 神戸とのゲームも含め、多くのインスピレーションを受けた。「ボスの色が出ている」。すなわち、今のマリノスの源流に通じる。練習メニューも大きな違いはない。ただ、「アプローチも上手だし、落とし込み方もすごく考えているなというのが見えた」。目指すべき姿がそこにある。

 レベル差は明らかだった。パス一つとっても強度や速さ、正確性。「みんなの目も揃っている。刺せる刺せないもそうだし、そうした感覚は非常に基準が高い」。Jリーグ全体の課題とも言えるが、「まずは自分たちに目を向けてできる限り質を上げていくこと。お互いの理解があるだけで解決できるものもある」と決意を新たにする。

 8月3日のニューカッスル戦はプレミア基準を肌で味わいながらアタッキング・フットボールの進路を確かめる機会となる。「やられる可能性も大いにあるけれど、ある意味思い切ってチャレンジするところがあってもいいのかな」。恐れず挑むことで先につながるものも得られるはずだ。

 「マリノスもいろんなことがあった。ボスも気に掛け、見てくれているんだなっていうのが伝わった。改めて頑張ろうと思った」。しばしの感慨に浸るも、過去にすがるつもりはない。「アップデートしていく作業は続けていかないといけない。それを繰り返してチームは進んできているので」

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