神奈川県川崎競馬組合は30日の組合議会臨時会で、川崎競馬小向厩舎(きゅうしゃ)と練習馬場(ともに川崎市幸区)について、昨年3月末に閉鎖された神奈川大湘南ひらつかキャンパス(平塚市土屋)跡地への移転を目指す方針を報告した。移転に向けて平塚市や関係機関との協議や地域住民との合意形成を進める。
練習馬場など施設の老朽化が進んでいた同組合は5月、同キャンパス売却における優先交渉権事業者に選定された。平塚市とは今月、移転に向けた協議を持ち、安定的で長期にわたる継続的な利活用が見込まれるとして、おおむね好意的な反応を得たという。川崎競馬の関係団体にも説明し、移転に伴う要望などを聞き取った。