神奈川県は2020年国勢調査に基づく今年1月1日現在の年齢別人口統計を公表した。65歳以上の「老年人口」が1976年の調査開始以降、最多を更新した一方、14歳以下の「年少人口」は15年連続で減少し、過去最少となった。県内で少子高齢化が一層進んでいる実態を浮き彫りにした。
県内の総人口は前年同期比2810人減の922万5091人。年齢不詳を除くと、うち「老年人口」は同8187人増の233万4481人で、およそ4人に1人に当たる25.9%を占めた。老年人口は調査開始から一貫して増え続けており、特に県西(33.2%)、横須賀三浦(32.8%)の両地域で3割を超えている。
一方で、「年少人口」は同2万979人減の102万6499人で、11.4%だった。減り幅は5年連続で拡大しており、少子化の加速を裏付けた。