横浜の海の多彩な魅力を体験できるイベント「海洋都市横浜うみ博2024」が3日、横浜市中区の同市役所アトリウムや大さん橋ふ頭で始まった。大勢の家族連れでにぎわい、海の生き物とのふれ合いや船内見学などを楽しんだ。4日まで。
同市や出展者などでつくる海洋都市横浜うみ協議会の主催で、日本財団「海と日本PROJECT」の一環。今年で9回目となる。
大さん橋会場では3日、海の産業を知ってもらおうと清掃兼油回収船「べいくりん」や市の消防艇「まもり」の船内見学が行われた。操舵(そうだ)室でかじの前に座り、うれしそうに記念撮影をする親子の姿も見られた。
大さん橋国際客船ターミナルでは、日本郵船の自動車運搬船の船員が子どもたちの質問を受けた。「船では何を食べているんですか」との質問に、「海峡を通る時は、するっと通れるようにうなぎを食べる」などと答えると、会場からは笑いが起きた。
鶴見区から親子で訪れた木村安寿さん(9)は「自動車運搬船の夕ごはんがおいしそうだった」と楽しそうに話していた。