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金メダル取って相模原に帰ったら「今までと違いすぎて…」 スケボー吉沢恋選手が地元にがい旋

カナロコ by 神奈川新聞 2024年8月3日 18時50分

 パリ五輪スケートボード女子ストリートで金メダルに輝いた相模原市立小山中学校3年の吉沢恋(ここ)選手(14)が3日、同市立小山公民館(同市中央区向陽町)で本村賢太郎市長に面会し、金メダル獲得を報告した。

 本村市長の「お帰りなさい。おめでとう」の言葉に吉沢選手は「ありがとうございます。金メダルの実感が湧かなかったけど、表彰台に上ったときにはうれしさと、『よかった』という安心感が湧いた」と喜びの瞬間を振り返った。

 「次の夢は」と問われ、「目標は連覇」と4年後への強い意欲を見せた。「新しい技について詳しくは言えないが、得意な技を生かして取り組みたい」と答えた。帰国してからは中学の同級生らが抱きついて喜んでくれるほど歓迎され、街なかでもたくさんの人から声をかけられて「今までと違い過ぎて驚いた」と打ち明けた。

 吉沢選手は市立小山公園ニュースポーツ広場のスケートボードエリアで練習を重ねてきた。市では今秋から、老朽化している同施設を改修して、来年度には完成させる予定。

 本村市長は練習場所の整備などについて、これまでも吉沢選手から要望を受けていることを紹介。吉沢選手は「暑くなってきているので、できたら室内の施設がいい」と話した。

 市長は、市の取り組みとして「『夢COCO(ここ)プロジェクト』と題したプロジェクトを7日に立ち上げる」として、室内練習施設については「多くの利用者がいるかどうかを見極めながら、小山公園とは別の施設として検討したい」とした。さらに「現在は特別表彰が市の最高の表彰だが、条例改正をして市民栄誉賞(創設)などの検討をしたい。11月の市制70周年での取り組みも考える」と話した。

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