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みなとみらいのまち全体がライブ会場 「Live!横浜」11月初開催

カナロコ by 神奈川新聞 2024年8月4日 14時0分

 横浜市は、横浜・みなとみらい21(MM21)地区一帯の民間イベントや音楽施設と連携したライブエンターテインメントの祭典「Live!横浜」を11月に初開催すると発表した。従来は行政中心の企画として約2カ月間実施していた芸術イベントから転換し、ジャンルを拡充しつつ4日間に凝縮、まち全体にステージを設けてにぎわい創出を目指す。

 11月9、10、16、17日にぴあアリーナMMと横浜赤レンガ倉庫で開催する大規模音楽フェスティバル二つを柱に、音楽やダンス、アニメコンテンツなどのステージを約30カ所で一斉に展開する。市民のための特設ステージも用意し、音楽やダンスで共にイベントを盛り上げる出演者を8月23日まで募る。

 市はこれまで「横浜音祭り」と「Dance Dance Dance@YOKOHAMA」をそれぞれ3年周期で2カ月程度かけて開催。期間中、クラシックやジャズ、バレエ、コンテンポラリーダンスなどの公演で来場者を楽しませてきた。

 市中心部に集積した音楽施設や「音楽のまち」に向けた機運の高まりなどを背景に、今後は民間事業者との連携を深め、幅広いターゲットを引き込むイベントにかじを切る。市の事業費は、広報やステージの設営などで約1億8千万円。イベントの詳細は9月に発表する。

 7月24日の会見で山中竹春市長は「これまでの事業のエッセンスを生かしつつ、価値の最大化に向けた展開を行う。音楽のまちとして、真っ先に横浜を挙げてもらえるようにしたい」と期待を込めた。

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