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川崎の「バンビーズ」がチア世界一 圧巻の150秒披露で「忘れられない景色」

カナロコ by 神奈川新聞 2024年8月5日 11時50分

 川崎市幸区や中原区を中心に活動する「川崎キッズチアリーディングクラブ バンビーズ」が5月に米フロリダ州での世界選手権大会で2年ぶり3度目の部門優勝に輝いた。キャプテンの池田希衣さん(16)らメンバーが7月29日、川崎市役所を訪れて福田紀彦市長に歓喜の報告をした。

 今回の世界大会「The Summit」には世界各国の大会を勝ち抜いた1413チームが集まった。

 バンビーズが出場したU─16(16歳以下)レベル3部門には54チームが参加。小学5年~高校3年の17人からなるバンビーズは準決勝を1位で突破し、翌日の決勝でもタンブリングや1人を複数人で支える「スタンツ」などの技を次々と披露。息の合った圧巻の150秒のパフォーマンスは本場の観客を魅了した。

 バンビーズは2003年2月に代表の小田香さん(48)が「子どもたちを世界の場に連れていきたい」と創設。現在は未就学児から大学生までの約80人が所属する。栄冠をつかんだ選手たちは週4日の活動に加えて、大会直前には10時間を超える練習で個々の技量を高めたり、組み体操の精度を磨いたりしたという。

 池田さんは「大歓声に後押しされ、みんなの気持ちが一つになった最高の演技をすることができました。この景色は忘れることができません」と表情を崩すと、福田市長は「これからも川崎(の肩書)を背負って、世界で頑張っていただきたい」とねぎらっていた。

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