駅近くの帰宅困難者滞在施設 海老名270人、本厚木240人受け入れ 地震影響で小田急線運転見合わせ

　9日夜に最大震度5弱を観測した神奈川県西部の地震の影響で、小田急小田原線の一部区間の運転見合わせは翌10日未明まで続き、多くの帰宅困難者が発生した。

　沿線自治体は公共施設を一時的な滞在場所として開放し受け入れた。同日午前3時50分ごろに全線で再開、始発からダイヤ通りに運転されたのに伴い、滞在場所を閉鎖した。

　海老名市は9日午後11時45分ごろ、海老名駅近くの市文化会館を開放。10日2時半ごろまでに約270人が身を寄せ、職員が水や食料を配布した。午前5時20分ごろ閉鎖した。

　厚木市は9日午後11時半ごろ、本厚木駅近くのあつぎ市民交流プラザを開放したところ、ピーク時の同3時ごろには約240人が身を寄せた。市は水と毛布を配布するなどし、同5時半ごろ、閉鎖した。