海水浴場環境の安心を守ろうと官民合同パトロールが11日、逗子海岸(逗子市新宿)で行われた。熱中症予防や水上バイクの事故防止を呼びかけたほか、気象庁が南海トラフ巨大地震の注意情報を発表したことを受けて避難経路の周知チラシを新たに制作、配布し、一層の警戒を呼びかけた。
この日の水上バイクは約30台。横須賀海上保安部によると同地震を警戒したためか利用者が先週から半減したという。船舶検査期限の確認や、徐行エリアでの徐行、安全運転の徹底を促した。
また近年、気温上昇により海水浴場での熱中症が多発。同海岸で練習に励む中央大や慶応大のウインドサーフィン部の学生らもボランティアで参加し、予防を訴えた。中大3年の石井碧志さん(20)は「自分の経験も踏まえ海岸での熱中症には気をつけてほしい」とチラシ配布に取り組んだ。