河野太郎デジタル相(神奈川衆院15区)は15日の閣議後のオンライン会見で、9月の自民党総裁選への立候補の意向を問われ「閣僚としてこれまで日本が抱えている大きな課題を担当してきた。いつかこの経験を生かせる日が来れば」と述べ、出馬に含みを持たせた。
記者から「『いつか』とは今回の総裁選も含めてか」とさらに問われると、河野氏は「申し上げた通り」とかわし、総裁選への対応についての言及を避けた。
14日に総裁選不出馬を表明した岸田文雄首相(党総裁)について、約3年にわたる政権運営の評価を問われると「外交、内政、多くの成果を上げた。総理は先頭に立って頑張ってこられた」と振り返り、自身が所管する政策については「総理に大変信頼をいただき、政策を認めていただいてきたと思っている」と述べた。