神奈川代表の東海大相模は16日の第1試合(午前8時開始予定)で広陵(広島)との3回戦を迎える。前日の15日は大阪府高槻市の萩谷総合公園野球場で約2時間、広陵戦を想定しながらフリー打撃や実戦形式の練習で汗を流した。
打撃陣は富山商戦で神奈川大会を含めて初安打をマークした長尾の快音が目立った。長尾は「ヒットが出ず無意識に力んでいたんだと思う。今は力感なく振れている」と感触を口にした。
先発登板が予想される広陵エースの高尾は最速148キロの右の本格派。東海は速球を得意とする才田や中村ら上位打線で突破口を開けられるかがポイントになる。
エース藤田ら投手陣ははブルペンなどで最終調整。打席付近で球筋を確認した原俊介監督(46)は「僕が打ちづらいと感じたので、相手もそう感じると思う。投手陣は良い感じ」と話した。
指揮官は警戒する打者に1番浜本、3番土居を挙げ、「走者がいる状態でこの選手たちに回さないことが大事」。下位打線に対して不用意な出塁を避け、失点を防ぎたい。