横浜市教育委員会は16日、市立中高一貫校の南高校・付属中学校(同市港南区)の入試について、高校からの募集を停止する方針を明らかにした。付属中からの募集のみにして一貫教育を充実させるのが目的。現在の中学2年生が受験する2026年度入試から停止する。
市教委は23年度、同校の取り組みを検証した結果、一貫教育の推進には中高の教育内容の接続に課題があり、対策の一つとして高校の募集停止を検討していた。今後、6年間を見通した教育課程に再編成し、課題解決型の探究活動も一貫させる。
付属中は市立初の併設型一貫校として12年度に開校し、1学年4クラスで160人。南高は付属中1期生が進学した15年度以降、高校からの入学を希望する生徒を1クラス38人(転編入除く)募集し、1学年5クラス編成としてきた。