パリ五輪のスケートボード女子ストリートで初出場で金メダルを獲得した相模原市立小山中学3年の吉沢恋(ここ)選手(14)の報告会が17日、同市中央区の市民会館で開かれた。地元から万雷の拍手で迎えられた吉沢選手は、笑顔を見せながら頂に立った瞬間や4年後への意気込みを語った。
吉沢選手の活躍を機に市が立ち上げた「夢COCOプロジェクト」のキックオフイベントで、約千人が来場した。ボードを片手に赤色の公式ウエア姿で登場した吉沢選手は「応援してくださった皆さま、ありがとうございます」とあいさつ。トークセッションでは緊張よりも楽しさが上回ったという初舞台を振り返り、金メダルに輝いた瞬間を「うれしさもあったが、けがなく終われた安心感のほうが強かった」と語った。
隣に座った所属先のスケボーショップ「ACT SB STORE」(同市緑区)の寺井裕次郎さん(40)から普段の様子を「おちゃらけている」と明かされ、「そんなことないです」とクールに返して笑いを誘う場面もあった。