サッカー女子「WEリーグ」のノジマステラ神奈川相模原は18日、相模原市中央区の青学大相模原キャンパスで今季の新体制を発表した。3勝にとどまり勝ち点13で最下位に沈んだ昨季の雪辱を胸に、掲げるのはリーグ5位以上とカップ戦の優勝。馬場正臣代表(51)は「徹底的に結果にこだわる。高いが実現できない数字ではない」と意気込んだ。
得点は30(昨季16)、失点は20以下(同41)に設定した。小笠原唯志監督(54)はカウンターの強化やサイド攻撃の充実を掲げ、「エリア内で打つというのを重視したい」と強調。守備面に関してはクロスへの対応や追加タイムでの失点を課題に挙げた。
新スローガンは「捲土挑来」で、「再び勢いを取り戻し巻き返す姿勢を示していきたい」と馬場代表。興行面に関しては昨季1試合平均905人だった来場者数を約1500人に伸ばすとし、J3相模原などとの連携にも意欲を示した。
新戦力は大宮から加入したDF長嶋洸(30)で「すんなりチームになじめた。けがなく、一つでも多くの勝利に貢献する」と決意。新主将のMF川島はるな(31)は「戦う姿勢を見せ続けることで引っ張っていく。スプリントのパワーが大きなテーマ。ステラの色としたい」と誓った。
9月1日に「クラシエカップ」が始まり、リーグ戦は15日のアウェーC大阪戦で開幕。ホーム初戦は22日の第2節・大宮戦となる。