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真鶴音頭、全国に広がれ 「ふる里の民踊」CDアルバムに初収録 次世代へつなぐ 

カナロコ by 神奈川新聞 2024年8月19日 5時0分

 神奈川県真鶴町の郷土芸能である「真鶴音頭」が日本を代表する民踊を集めた音楽CDアルバム「ふる里の民踊」に初めて収録された。同音頭の普及や伝承に取り組む真鶴音頭岩音頭保存会は「町全体の協力もあり、ようやく採用された。次世代につないでいくためにもこのまま日本全国に広がってほしい」と期待を込めている。

 真鶴音頭はちょうど90年前の1934年、真鶴港完成を記念して作られた。歌詞には「真鶴大岬」や「三ツ石」など真鶴の名所が次々に登場し、踊りには鶴が羽ばたく姿や波が押し寄せる場面を模した振り付けもある。

 同保存会は地元で受け継がれている真鶴音頭や岩音頭を伝承しようと2015年に町民有志で発足。現在は70~80代を中心とした27人で構成され、月に2回練習している。新型コロナ禍ではこれまで参加していたイベントが相次いで中止となったが、現在も町内の文化祭や盆踊り大会などで披露している。

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