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【高校野球】東海大相模のマネジャー岡村さん 三重から入学、異例のベンチ入り

カナロコ by 神奈川新聞 2024年8月19日 20時10分

 19日に甲子園球場で行われた高校野球の全国選手権大会準々決勝で、神奈川代表の東海大相模高は関東第一高(東東京)に1―2で惜敗した。三重県出身の岡村日和マネジャー(3年)は「タテジマ」のユニホームに憧れて入学。女子マネジャーとして同高では異例のベンチ入りを果たし、チームメートを支え続けた。父・慎也さんは「ほんまに甲子園に立ってしまった。入学前のことを思い出した」とねぎらった。

 「第1志望 東海大相模高校」。中学時代の進路希望書が全ての始まりだった。三重在住の家族は初めて見た学校名に驚いた。「半信半疑。田舎を出て、関東に行きたい口実だと最初は思った」と慎也さん。娘の意志は強かった。兄・龍和さんも高校から親元を離れていただけに「本人がやりたいっていうのなら」と背中を押した。

 慎也さんも勤務先への転勤願が認められ、妻ら家族を残して娘と横浜市内に引っ越した。慣れない二人暮らし。それでも「私が疲れて帰ってくる中、日和は自分のことを自分でやってくれた」と家事も率先してやってくれたという。

 入部直後の三者面談で、指導者から「女子は基本的にはベンチに入れない。それでも良いですか」と念押しされた。

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