日本の十五夜に当たる中国の「中秋節」（今年は9月17日）に向け、横浜中華街のローズホテル横浜（横浜市中区）に今月19日、直径約1メートルの巨大な月餅が登場した。中国の伝統行事である満月に見立てた特別な月餅を楽しむ習慣にちなんだ毎年恒例の企画で、9月17日まで1階ロビーに展示する。今回で31回目。
月餅は、ホテルを運営する重慶飯店（同）の職人が2日かけて作った。重さは約60キロで、300人分相当。満月に見立てたアヒルの卵の塩漬けを約700個使用した。今年も来館者らへの振る舞いはなく、展示のみとしている。また期間中は、ホテルの宿泊券や食事券が当たる「中秋大月餅クイズ」もオンラインで実施している。
担当者は「巨大月餅の写真も撮れるので、ぜひ気軽に立ち寄ってほしい」と話している。