夏の夜空に浮かぶ「はくちょう座」を探し、宇宙への思いをはせて─。川崎市多摩区の市青少年科学館(かわさき宙(そら)と緑の科学館)は24日から9月6日まで、肉眼での星の見え方を調べる「かわさき星空調査」を実施する。
参加者は期間中の毎日午後8時から同10時まで、夏の大三角形の一つ「はくちょう座」を市内で観察し、1等星の「デネブ」から並んだ五つの星のうち、どの明るさの星が見えたかなどを専用のフォーム=QRコード=で報告する。
星空の見え方は街明かりや大気などの影響を受けやすく、時代とともに大きく変化するという。2021年から取り組む同館の担当者は「市内のどの場所から何等星の星が見えるか、変化を知る貴重な資料になるほか、川崎でも観察すると星が見えることに気付く。天文や宇宙に興味を抱いてほしい」と期待を寄せた。
調査結果は、10月をめどに同館のホームページに掲載する予定。問い合わせは、同館電話044(922)4731。