山北町在住の彫刻家、蘭二朗さんの作品を集めた「チェンソーアート作品展」が9月1日まで、県立花と緑のふれあいセンター「花菜ガーデン」(平塚市寺田縄)で開かれている。
蘭さんは、2008年に同町が開催したイベントに参加したのをきっかけに、同町で創作活動を開始。10年からは、チェーンソーによる彫刻作品を作り続けている。「チェンソーアート」は1本の原木から、チェーンソーを使ってスピーディーに繊細な作品を作るアートという。
同センター内には、山北産の間伐材を使った野鳥や恐竜などの作品17点を展示。カルガモやカワセミ、メジロなどの作品は、どれもほぼ原寸大で、センター内に野鳥が飛来するスポットに並べられており、散策を楽しみながらアート鑑賞ができる。
屋内の展示スペースには、恐竜や人の顔をイメージしたマスクなどが紹介されている。水田近くでカルガモの作品を見た男性は「遠くから見ると本物みたいだね」と話していた。
開園時間は午前9時~午後5時。入園料は大人600円など。問い合わせは、同センター電話0463(73)6170。