◆横浜DeNA10-4阪神(横浜スタジアム)
横浜DeNAの大貫は今季最多となる112球の粘投で6回2失点。本調子とは言えずとも、尻上がりにギアを上げてきた投球は背番号16の真骨頂だった。
ハイライトは2点リードの四回だ。1死満塁で打席には代打渡辺。フルカウントまで粘られたが、空振り三振を奪い、続く近本を二ゴロで抑えた。「前回登板はちょっと悔しい結果になってしまったので、ここはしっかり抑えないとまた同じことになってしまうと自分自身に言い聞かせて強い気持ちで投げ切れたので良かった」
細身の大貫にとって、夏場は痩せやすい季節。この夏は食べる回数を増やし、逆に体重は2キロアップした。「体重や肩周りの機能改善、球速に関係すると言われていることは全部やった」と断言するほど、体の状態には手応えを感じている。
8月は3試合先発して2勝無敗をマーク。かつて3年連続でチームの勝ち頭となった右腕が勝負のシーズン終盤で救ってくれるはずだ。