引っ越しで奮闘するカルガモの母親、川でナマズを捕まえるイタチ-。身近な自然の中で見られる小さな生き物たちの営みを、県立愛川ふれあいの村学芸員の吉田文雄さんが語る講演会「自然は友だち~心に響く自然の物語~」が9月7日、厚木市中荻野の荻野運動公園会議室で開かれる。退職公務員連盟厚木愛甲支部の主催。
吉田さんは同市の「広報あつぎ」に1993年から「自然歳時記」を執筆中、身近な自然や山地の生き物を長年にわたって観察、撮影してきた。
9匹のひなを連れて引っ越し中のカルガモの母親が一時行方不明になった2匹のひなを必死になって探す様子や、市内を流れる玉川で生息が記録されていなかったナマズをイタチがくわえた珍しい姿など、生き物たちのさまざまな営みを撮影してきた。「子どもたちにとって不思議に感じ、大人にとっては日々の心の疲れを癒やす自然について知ってほしい」と呼びかけている。
午前9時半から。参加無料。8月31日申し込み締め切り。申し込み・問い合わせは同支部遠藤さん、電話046(223)3558。