Infoseek 楽天

神奈川県警、起訴の巡査長を懲戒免職 盗難被害を偽装し保険金だまし取る

カナロコ by 神奈川新聞 2024年8月30日 18時30分

 神奈川県警は30日、偽造有印私文書行使と詐欺、詐欺未遂の罪で起訴された平塚署交通第2課の男性巡査長(35)を懲戒免職処分とした。県警監察官室によると、県警察官の懲戒免職処分は今年2人目。

 起訴状などによると、男性巡査長は2019年3~4月、車のタイヤやホイールの盗難被害を偽装して偽の納品書や領収書の写しなどを保険会社に提出し現金約150万円をだまし取ったほか、21年6月にはオートバイの事故を巡って保険会社に計約80万円の支払いを求める虚偽の請求書を提出して損害保険金をだまし取ろうとした、とされる。

 県警は今年6月に詐欺未遂容疑で逮捕。7月に有印私文書偽造・同行使と無印私文書偽造・同行使、詐欺の疑いで再逮捕した。

 同室の加藤秋人室長は「捜査および調査結果を踏まえ厳正に処分した。改めて、被害者の方をはじめ県民の皆さまにおわび申し上げる」とコメントした。

この記事の関連ニュース