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台風10号に伴う大雨 小田急線と東海道線、31日も一部で運転見合わせ

カナロコ by 神奈川新聞 2024年8月30日 22時40分

 台風10号などに伴う大雨により、運転見合わせや通行止めなど、神奈川県内の鉄道や高速道路にも影響が広がった。小田急線では線路の盛り土が崩れ、リニア中央新幹線新駅の建設現場でも土のうが崩落した。

 小田急電鉄によると、小田急小田原線の東海大学前─秦野間で線路の盛り土が流出した。復旧時期は未定。同社は「再開には相当な時間がかかる」とし、31日も伊勢原─小田原間の上下線で始発から運転を見合わせる。特急ロマンスカーも終日運休する。

 相模原市緑区の橋本駅近くのリニア中央新幹線新駅「神奈川県駅(仮称)」の建設現場では、盛り土ののり面に積んでいた高さ約10メートルの土のうが幅約15メートルにわたって崩れ、敷地と道路を区切る高さ約3メートルの仮囲いを倒した。けが人はいなかった。崩落した土のうは約200立方メートルで、盛り土の崩れは確認されていないという。

 鉄道ではそのほか、JR東海道線が小田原─熱海間の上下線で終日運転を見合わせた。同区間は31日も始発から運転を見合わせる。JR御殿場線も31日、国府津─御殿場間の上下線で終日運休する。

 高速道路では、新東名の伊勢原ジャンクション─伊勢原大山インターチェンジ(IC)間、小田原厚木道路の小田原東IC─小田原西ICなどが上下線とも通行止めになった。

 停電も相次いだ。東京電力パワーグリッドによると、電気設備に樹木が接触するなどし、厚木市や平塚市などの最大1330軒が停電した。また二宮町や小田原市などでも送電が止まる地域があった。

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