台風10号と暖かく湿った空気による記録的大雨で、神奈川県内の負傷者は1日午前10時時点で、計5人となった。県によると、住宅の浸水被害も広がっており、計67棟が確認された。
県によると、負傷者は8月31日に2人増えた。伊勢原市内の住宅に崩れた土砂が流れ込み、70代男性が負傷したほか、寒川町で60代男性が歩行中に転倒し、軽傷を負ったという。
住宅の浸水被害は、河川があふれた二宮町や平塚市などで相次ぎ、これまでに床上浸水が23棟、床下浸水は45棟が報告されている。土砂崩れは平塚市や湯河原町、大磯町などで78件に上っているが、さらに増える可能性が高いという。