子どもの性に関するトラブルを巡り、助産師で性教育ユーチューバーのシオリーヌさんは「妊娠や出産に関わる年齢の時に自分自身で納得できる選択をしてもらうことが大切」と説く。小田原市内で開かれた講演会では性や子どもを産むこと全てで良好な状態であることと自分の体に関して自分自身で決められる権利「性と生殖に関する健康と権利(SRHR)」の重要性を解説。参加した親子ら23人は子どもの性を巡る現状について思いを巡らせた。
24日に小田原駅前のおだわら市民交流センターUMECOで開かれた講演会で、シオリーヌさんは「あなたの体や人生はあなただけのもので、それについて決める権利もあなた自身にしかない」とSRHRを紹介。子どもを産まない選択をした女性に対して「本当の幸せを分かっていない」「後で後悔する」との声が寄せられる現状を例に、「SRHRが当たり前に尊重される社会をつくらなければいけない」と訴えた。