神奈川県内の6金融機関は2日、普通預金と2年以下の定期預金の金利を5倍に引き上げた。運用収益の原資となる預金の獲得競争が激しくなり、金融機関側の調達コストも上昇している。
預金金利を引き上げたのは横浜銀、神奈川銀、川崎信用金庫、横浜信金、かながわ信金、さがみ信金。いずれも普通預金金利を0.02%から0.1%とし、3月のマイナス金利政策解除前と比べて100倍の水準になる。預け入れ1カ月から2年の定期預金金利も0.025%から0.125%とした。
平塚信金は3日に定期預金、9日に普通預金の金利をそれぞれ同率に改定する。県内のほか3信金も引き上げを検討している。