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のり面崩落で国道246号トンネル通行止め 解除は2週間程度の見込み 国交省の横浜事務所が応急復旧対策

カナロコ by 神奈川新聞 2024年9月2日 23時20分

 台風10号に伴う大雨でのり面が崩落し、通行止めが続く神奈川県秦野、伊勢原市境にある国道246号の新善波トンネルについて、国土交通省横浜国道事務所は2日、学識者らで構成する検討委員会で対応を協議し、応急復旧対策などを決めた。通行止めの解除には2週間程度かかると見込んでいる。

 同事務所によると、トンネルに近いのり面3カ所で崩落が発生。3カ所とも流動化しやすい土質で、そのうち2カ所では雨により土中に大量の水が流れ込んでパイプ状の水みちが形成され、そこに勢い良く雨水が流れ込んだことが崩落の大きな要因とみられる。残り1カ所は沢のような地形と緩くなった土質のところに、大量の雨水が流れたことで崩落したと推測される。

 応急復旧対策として、トンネル付近に堆積している土の除去や土のうの設置、のり面への仮設防護工事や排水対策などを進める。

 応急復旧対策工事やのり面の変化を観測する体制が確保でき次第、速やかに通行止めを解除する方針。同事務所の渡邉郷史副所長は「2週間程度をめどに交通の回復を図りたい」と話した。

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