江ノ島電鉄(藤沢市片瀬海岸)は4日、京福電気鉄道(京都市中京区)との姉妹提携締結15周年を記念した特別仕様の車両「江ノ電・嵐電(らんでん) 姉妹提携号」の運行を開始した。期間は2026年秋ごろまでを予定している。
江ノ島電鉄は、営業面の強化や旅客誘致などを目的に09年10月、「嵐電」の愛称で親しまれ、京都市北西部を走る京福電気鉄道と姉妹提携。その後、両電鉄は、それぞれ提携先のカラーを塗装(一部ラッピング)した車両「嵐電号」と「江ノ電号」を運行するなど、鎌倉、京都の沿線地域の観光を互いに盛り上げるPR活動を展開している。
姉妹提携号は、江ノ島電鉄鎌倉-藤沢間を運行。江ノ電1000形の車両に嵐電カラーのラッピングを施し、ヘッドマークには両電鉄の車両と提携を機に考案された共同キャラクター「えのん」と「あらん」を起用し、15周年をPRしている。