戦国大名の北条氏政らの墓所の卒塔婆などを焼損させたとして、小田原署は3日、器物損壊の疑いで、いずれも自称で愛知県出身の住所不定、無職の男(59)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は、同日午後7時50分ごろ、小田原市栄町2丁目の「北条氏政・氏照の墓所」で卒塔婆とひしゃくそれぞれ1本に火を付けて焼損させた、としている。署によると、男は黙秘している。
近隣住民から「お札に火を付けている人がいる」と110番通報があり、駆け付けた署員が周辺で座り込んでいる男を発見した。墓所は小田原駅近くにあり、同市の史跡に指定されている。