自民党総裁選(12日告示、27日投開票)の立候補予定者らは公式のユーチューブチャンネルを設け、動画の配信に力を入れている。候補者が乱立して議員票の分散が見込まれるため、党員・党友票を合わせた「地方票」の上積みを狙おうと、知名度アップや政策アピールに余念がない。
トップバッターとして出馬表明した小林鷹之氏は会見翌日の8月20日から連日、公式チャンネルで生配信している。「チャレンジャー」(小林氏)の姿勢を前面に出し、知名度を高めようと懸命だ。
交流サイト(SNS)の発信力で他を圧倒する河野太郎デジタル相(衆院神奈川15区)も公式チャンネルで自らの主張を展開。今月2日は背景映像を合成する際に使用する緑色の幕「グリーンバック」を使い撮影に挑んだ。どんな動画に仕上がるのかと記者団に問われ、「今は秘密」と笑顔をみせた。