自民党総裁選に出馬する小泉進次郎元環境相(衆院11区)は6日、神奈川新聞社の単独インタビューに応じた。同日の出馬会見で「人事は実力主義」と掲げた党改革について、党内の長老や“キングメーカー”と呼ばれる人物からの介入は認めないかどうかを問われ、「それを認めては自民党は変わらない」と述べ、改革を加速化させる考えを強調した。
─人事の方向性は。
「いかなるグループからも推薦を受けない。私に対して大丈夫かという不安を持っている方もいるのはよく分かるが、(人事は)若い人だけという発想はない。自分が足りない所を補完し、このチームだったら任せて大丈夫だと思っていただけるよう、ベテランも含めて最高のチームを作り上げたい」
─座右の銘に「異思統一」と掲げている。
「異なるという漢字を使っている通り、一人一人の強みを一つにまとめて最高のチーム、そして国民から信頼される政権を作っていきたい。まずは総裁選の勝利に向けて注力したい」
─長老やキングメーカーからの人事や政権への介入を認めないか。
「そうだ。それを認めては自民党は変わらないと思う。本当に自分の気持ちで政策や政権運営をしていると見てもらえるようにしていきたい」