「子どもたちの未来に間に合うように政治を加速させたい」
6日午前。小泉進次郎元環境相(43)=衆院11区=は自民党総裁選への立候補の表明会見で、2児の父としての思いや考えを率直に交えながら、15年間の政治家人生を基に練り上げた政策を披露した。
会場に選んだのは、国会や自民党本部から少し離れたカジュアルな雰囲気の選挙対策本部事務所。小泉氏は紺のスーツ、青のネクタイ姿で足取り軽く登壇した。事務局によると、定員の2倍近い取材希望があり、当日は120人を超す報道陣が詰めかけた。
地元・横須賀や三浦の海をイメージした青色で彩られた背景パネルには「決着─新時代の扉をあける」のキャッチフレーズが掲げられた。「長年議論ばかり続け、答えを出していない課題に決着を付けたい」。子どもたちの世代に課題を持ち込まないために改革断行に挑む覚悟を真剣な面持ちで身ぶりを込めて語った。
立候補表明や政策発表の後に開かれた質疑応答では、重要閣僚や党四役の経験がない小泉氏に対して不安視する指摘が飛んだ。