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静岡県議が相模原のリニア新駅工事現場を視察 「県民の皆さんに安全性含めしっかり伝えなければ」

カナロコ by 神奈川新聞 2024年9月7日 5時40分

 静岡県議会の自民党会派「自民改革会議」に所属する同県議13人が6日、相模原市緑区のリニア中央新幹線神奈川県駅(仮称)の工事現場を視察した。同会派代表の相坂摂治氏(党静岡県連幹事長)は視察後、「議会の役割として、県民の皆さんにリニアのことを安全性も含めてしっかりと伝えなければいけない」などと述べた。

 同県議らはこの日、地上から約30メートルの掘削を行った工事現場を約1時間視察。駅の構造や、大規模工事を安全に進めるための工夫などについて説明を受けたという。

 同県では、環境への影響を懸念して静岡工区の着工を認めてこなかった川勝平太前知事が失言で辞職し、5月の知事選で鈴木康友新知事が誕生。6月には、山梨県内の静岡県境付近での工事を巡って同県が水流出を懸念してきた問題について、両県とJR東海の3者で回復措置などに関する合意がなされた。

 報道陣の取材に相坂氏は、今回の視察は静岡県の総合計画を作成する上で生かされると説明。「われわれは議会なので、県行政の関わり方をしっかりと見守る」などと述べた。

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