自民党総裁選への立候補を表明した小泉進次郎元環境相（衆院神奈川11区）は7日、表明後初めてとなる街頭演説を東京都中央区の「銀座4丁目交差点」で行った。照りつける太陽の下、袖をまくったワイシャツ姿で手を振りながら選挙カーに登壇。週末の歩行者天国とあって約5千人（陣営発表）が耳を傾けた。
「今日はこんなに暑い。気候変動も進むが、どうすれば次の世代に環境のより良い未来を残せるのか」と切り出した小泉氏。「今、政治を圧倒的に変えなかったら次の世代の子どもたちに間に合わない。その危機感が今、私がここに立っている大きな理由だ」と総裁選への思いを語った。
「決着」と書かれたのぼりを掲げ、出馬会見で示した政治改革や選択的夫婦別姓の導入など三つの改革を「1年でやる。覚悟を持って戦う」と力を込めた。
8日には横浜・桜木町でも演説を行う予定で、告示前から街頭に立つ思いについて「今の自民党に必要なのは国民の皆さんの方を見ること。業界団体や既得権益が認める範囲内でしか政策を進めない自民党を変えたい。そのために力を貸していただきたい」と声をからした。