「第33回相模原芸術家協会展」が、相模原市民ギャラリー(同市中央区)で開かれている。7日には出品作家による解説もあり、多くの来場者が芸術鑑賞を楽しんでいた。10日まで。
展示されているのは、市内在住の画家や彫刻家らで構成する同協会会員と招待作家の作品約40点。背丈を超える絵画からさまざまな素材の彫刻、版画作品まで、多彩な技法で見応えのある作品が並ぶ。
7日の「ギャラリートーク」では4人の作家が自らの作品の前に立ち、約40人に囲まれながら解説。円や線で構成された不思議な印象の抽象画の作者が「絵本のページをめくるときのワクワクする気持ちから発展させた」と説明したり、水彩画家が「(水が乾くまでの)時間との闘い。汗をかきながら描いた」と制作過程を明かしたりした。
夫と共に訪れた女性(54)=東京都=は「大型作品が多くて新鮮。作者がどういう気持ちで制作しているかも聞けて、興味深かった」と笑顔を見せていた。午前10時~午後6時(最終日は同3時)。