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横浜・中区の繁華街で刺殺、タイ国籍の男が起訴内容認める 地裁で初公判

カナロコ by 神奈川新聞 2024年9月9日 19時0分

 横浜市中区の繁華街で昨年11月、男性=当時(42)=を刺殺したとして、殺人の罪に問われたタイ国籍で住居不定の飲食店従業員の男(54)の裁判員裁判初公判が9日、横浜地裁(佐藤卓生裁判長)であり、被告は起訴内容を認めた。判決は17日に言い渡される。

 検察側は冒頭陳述で、被告の勤務先であるタイ料理店の前で、被告の同僚と、死亡した男性ら5人のグループがトラブルになったと説明。被告は仲裁に入ったものの同僚とともに殴られるなどの暴力を受けて憤慨し、身を守るために男性の背中などを刺したと指摘した。

 弁護側は、過剰防衛が成立することに争いはないと強調。犯行に至るまでの経緯などに着目してほしいとし、争点の量刑について「必ずしも刑務所に行くことが全てではない」などと述べた。

 起訴状などによると、被告は昨年11月2日、同区の路上で男性の胸などをボーニングナイフ(刃体約12.8センチ)で数回刺して殺害した、などとされる。

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