葉山町は17日、フリーマーケットアプリ「メルカリ」を活用して職場で不要になった物品の販売を始める。必要とする人が再利用することでごみの削減や循環型社会の形成を促す。町によると、県内では鎌倉、横須賀両市に次いで3例目という。
町には業務内容の変化などで使う場がなくなった物品が保管されている。これまでは官公庁オークションに出品していたが、単価の低い物品は出品しにくい上、入札制度のため手続きが煩雑で引き渡しまでに時間がかかっていた。そこで、安価なものでも出品でき、購入希望者がいればスムーズに引き渡せるメルカリを活用することにした。
初回は新品のカセットテープ（90分）140本（計3万5千円）やガラスの灰皿9個（計1万3500円）、中古のカセットレコーダー（2千円）など5種類。灰皿は議会事務局に保管されていた。
購入者が出るかがポイントだが、「思いもよらぬ商品が売れており、客層は幅広い」と担当者。今後も随時販売していく予定だ。