「民俗資料館条例」廃止案、賛成多数／真鶴

　真鶴町が閉館を予定している町民俗資料館（同町岩）を巡り、町議会は13日の総務経済常任委員会で、「真鶴町民俗資料館条例」を廃止する条例案を賛成多数で可決した。条例案は18日に開かれる本会議で採決されるが、結果は不透明という。

　同館は東京都内や茨城県などで小松石を販売していた土屋大次郎氏の旧宅を活用して1986年に開館。土屋家や町民から寄贈された石材道具、美術工芸品、生活用品など約650点を展示している。町は同館を廃止後、民間による利活用策を模索するとしている。