任期満了に伴う神奈川県座間市長選は15日、告示された。立候補したのは届け出順に、いずれも無所属で、新人で元市議の沖本浩二氏(64)と、再選を目指す現職の佐藤弥斗氏(54)。前回と同じく、現職と新人の一騎打ちの構図になった。投開票は22日。
沖本氏は「佐藤氏が小田急相模原駅前のペデストリアンデッキ整備を突然凍結したことによって国や県との信頼関係を失ってしまった」と指摘。再交渉や国・県と連携した公共事業の推進などを訴える。
佐藤氏は「児童発達支援センター設置など公約した42の政策のうち約7割の30政策を達成」と1期目の成果を強調。2期目の公約に自身が策定した第5次総合計画(2023~30年度)の着実な実行を掲げる。
現職の市政運営を批判する沖本氏を、市議会最大会派「自民党・いさま」が全面的に支援する。4年前、現職を破って同市初の女性市長に就任した佐藤氏は1期目の実績をアピールした戦い。公明党は自主投票を決めた。
期日前投票は16日から21日まで、市役所1階で午前8時半~午後8時に受け付ける。
14日現在の有権者数は11万546人(男5万5073人、女5万5473人)。