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川崎信金強盗殺人事件、未解決のまま25年 減りゆく情報提供…神奈川県警が改めて呼びかけ

カナロコ by 神奈川新聞 2024年9月16日 5時0分

 川崎信用金庫遠藤町支店(川崎市幸区)で起きた強盗殺人事件は16日、未解決のまま今年で25年を迎えた。1999年9月16日、同信金遠藤町支店に猟銃を持った男が押し入り、男性職員(当時53歳)を撃って殺害した。男は当時40~60歳くらい、身長は155~165センチで、犯行後、何も奪わず車で逃走した。

 神奈川県警がこれまでに投入した捜査員は延べ15万5200人。四半世紀を経て情報提供の件数は減ってきている。当時の防犯ビデオ映像は画質が荒く、犯人の特定につながる特徴を見いだすことは難しい。幸署は今年9月10日、JR川崎駅中央通路などで、防犯ビデオが捉えた犯人の姿を載せたチラシを200枚配り、改めて情報提供を呼びかけた。

 同署の藤田康弘刑事課長は「犯人はいまだ逃走している。被害者の無念を晴らすためにも、全力で捜査に当たりたい」と前を向いた。犯人に関する情報提供などは幸署特別捜査本部☎044(548)0110。

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