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二宮せせらぎ公園、来年はハナショウブやホタル見られない? 大雨で土砂流入、再開のめど立たず

カナロコ by 神奈川新聞 2024年9月17日 17時30分

 ハナショウブや自生するホタルで知られる「二宮せせらぎ公園」(神奈川県二宮町一色)が、台風10号に伴う大雨で土砂が流入、休園となっている。再開のめどは立っておらず、町都市整備課は「来年にハナショウブやホタルがどうなっているかは見通せない」と頭を悩ませている。

 同公園のハナショウブは「かながわの花の名所100選」にも入っており、例年5、6月には約130種、約1万株のハナショウブが見頃となる。ハナショウブの維持管理で薬剤を使っていないことから、天然のホタルに出合えるのも特徴で、5月下旬から行われる「ホタル観賞会」は人気となっている。

 だが美しい里山風景は8月30日の台風10号を伴う大雨で一変。町では初となる「緊急安全確保」が発令されるほどの大雨で、同公園では周囲の山からショウブ田や木道にまで土砂が流入した。同課によると、土砂の除去などが必要なものの、現時点で対応は決まっていない。ホタルについても「自生のものなので、来シーズンがどうなるかは全く分からない」としている。

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