伊勢原市内で行方不明になっていた高齢女性の保護に貢献したとして、伊勢原署は12日、市内に住む宮川直子さん(82)に感謝状を贈った。
同署によると、8月7日午後7時ごろ、同市八幡台の集合住宅敷地内で長時間座り込んでいた80代女性を宮川さんが見つけ、声をかけた。その後、近くの交番まで送り届けて警察に引き継ぐなど、適切な保護活動を行ったという。女性は同日午前中に行方不明になり、家族から届け出があった。
宮川さんは「防災無線で聞いた迷い人の特徴が似ていた。近隣でも声かけをしているので当たり前のことをしただけ」と話した。滝口英仁署長は「気付いても声がかけられず見過ごされてしまう時代。行動に移して助けていただいた」と感謝した。