◆横浜DeNA2-2巨人(東京ドーム)
1―1の八回、横浜DeNAの宮崎が一時勝ち越しとなる押し出し四球を選んだ。この1点を呼び込んだのが26歳蝦名、24歳梶原の若手コンビだ。
代打蝦名が、3番手バルドナードの代わりばなを捉えた。浮いた変化球を逃さず左前打。この試合で初めて先頭打者として出塁すると、続く梶原はバントで三塁へ絶妙なゴロを転がす。持ち前の快足を飛ばして内野安打をもぎ取った。牧と佐野は倒れたが、オースティンと宮崎の連続四球で蝦名がホームインした。
ともに今季、外野のレギュラー争いで存在感を発揮してきた。1試合も落とせない緊張と重圧の中でも、蝦名は「1日1日、1打席1打席、泥くさくやっていく」と必死。リードオフマンに定着した梶原も「勝ちにつながる打席を1打席でもつくりたい」と話す。
ライバルでもある若い2人の活躍が、シーズン終盤のチームの追い風になっている。