京浜急行電鉄(横浜市西区)は10月から、神奈川県横須賀市内の社有林で法人企業向けの「森林共創パートナー事業」を始める。親子が自然で遊ぶ「原っぱ大学」を運営する「HARAPPA」(逗子市)と共同でパートナー企業を募り、森・里山づくりに参画してもらう。
京急電鉄は、横須賀市南部にある社有林(約100ヘクタール)を健全に管理することで機能豊かな森林を目指す「みうらの森林(もり)プロジェクト」に2023年2月から取り組んでいる。
これまでに間伐材を木質バイオマス燃料として発電に活用したり、駅の木製ベンチに使ったりしているほか、HARAPPAと一緒に親子で楽しめる遊び場づくりを進めている。
パートナー事業もこの一環。プロジェクトに賛同する法人企業の従業員に月1回程度、森林へ足を運んでもらい、森林整備や畑作り、養蜂、遊び場づくりに加わってもらう。参加費用の一部は間伐など森林再生の取り組みに活用する。
スタート時は3社が参加する予定。同社では「企業のCSR活動としてのPRにも活用できる」と参加を呼びかけている。