ファッションロス(衣料品廃棄)削減を目指し、横浜駅西口の商業施設「横浜ビブレ」は、不要な衣類を回収している。古着として再販するだけでなく、協業先のプラントで水素を取り出し、発電用の燃料として活用する。
ビブレを運営するオーパ(千葉市)と、スタートアップのバイオテックワークスエイチツー(東京都)が企画した。
従来は再販できる衣類は2%ほどにとどまるといい、ほとんどは廃棄されて二酸化炭素(CO2)排出につながっている。バイオテックが大阪府に建設予定のプラントで衣類を粉砕し、ガス化炉で水素を抽出できる。不要な衣類の新たな活用策を提示する狙いだ。