J1横浜Mは20日、横須賀市のF・マリノススポーツパークで広島戦(22日午後6時半・Eピース)に向けた全体練習を行った。大敗を喫したACLE・光州(韓国)戦からの再始動。MF天野純(33)は「全体的に悲観するべきだけど、少し吹っ切れている部分はある」と言った。
韓国Kリーグで2季プレーしたレフティーは泰然と受け止めた。「ACLの舞台は全く別物。戦術うんぬんじゃなくて、個のところでどれだけ負けないかというところが非常に大事」。直近のJ1京都戦も内容は悪くなく、光州戦も「別の戦いというか、また違ったところで負けてしまったというところ」だから、引きずる気配はない。
ただ、教訓は生きる。次節の広島はマンツーマンでマークしてくることが想定されるため、個で負けないことが大前提。さらに立て直しのためには「1失点しても下を向かないこと。少しネガティブな雰囲気になりがちだけど、そういうメンタリティーの部分も非常に大事になってくる」とベテランらしい処世術でねじを巻き直す。
広島の新スタジアムでの戦いに「サッカー専用なのでやりやすそうだし楽しみ。個人的には新しくなって良かった」とポジティブな印象を持つ33歳。FW西村を欠く中、自身の価値を知らしめる一戦に位置付け「結果を残し続けることで、さらに新しい扉が開いてくる」と意欲を示した。