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女子大育ちの梅で造りました 地元酒蔵と連携し10年、梅酒が即日完売 「飲みやすい」と好評

カナロコ by 神奈川新聞 2024年9月21日 20時20分

 相模女子大(相模原市南区)のキャンパス内で収穫した梅を使用し、市内の酒蔵と連携した梅酒造りが今年10年目を迎え、完成した商品の試飲販売会が21日、「さがみはらアンテナショップsagamix」(同区)で開かれた。同大の学生が店頭で宣伝しながら販売し、用意した梅酒「翠想(すいそう)」(税込み2200円)160本を完売した。

 同大では、1970年に入学した学生が在学中に苗木を植え、現在はキャンパス内に約100本の梅の木がある。当時の学生の1人だった同大短期大学部の元教員が、木に実った梅を使用して以前から学生と梅酒造りをしていたという。2015年からは、地元の久保田酒造(同市緑区)と連携して梅酒を造り、販売してきた。

 今年は5月下旬に梅を収穫し、6月上旬に吟醸酒に梅を漬け込む作業を実施。8月下旬には同大の学生がデザインしたラベルの貼り付けと梱包(こんぽう)作業を行った。約60人の学生が関わり、販売にこぎ着けた。

 この日は午前から次々と購入者が現れ、昼過ぎには完売した。インターネットで知って足を運んだ同市南区の40代の会社員女性は梅酒が好きで、試飲をして1本購入。「飲みやすくておいしかった。家族で味わいたい」と話した。

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