神奈川県葉山町は24日、家庭で眠る食品を広く募る「葉山フードドライブ」を始めた。食料品の値上がりが続く中、地域の食支援と食品ロスの削減を目的に初めて実施する。
10月4日までは町役場(同町堀内)1階の警備室前に回収ボックスを設置。開庁時間に持参した食品を入れてもらう。同5日は午前10時~11時半、町福祉文化会館(同)でのリユース市で特設ブースを設ける。
受け付ける食品は未開封で、賞味期限まで2カ月以上ある常温保存のもの。野菜や肉、冷凍食品、アルコール類などは扱わない。
町環境課が4月に家庭から出るごみ袋を調査したところ、食べられずに未開封の食品が相当数含まれていた。このため、10月の「食品ロス削減月間」にちなんで初めてのフードドライブに取り組むことになった。
回収した食品は公益社団法人フードバンクかながわに寄贈して、子ども食堂などで活用してもらう予定。
問い合わせは、同課電話046(876)1111、内線453。