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日吉駅や綱島駅周辺でAIオンデマンドバス実証実験 東急バス

カナロコ by 神奈川新聞 2024年9月25日 12時30分

 東急バスが横浜市港北区内で、利用者の予約状況に応じて運行する人工知能(AI)オンデマンドバスの実証実験を今月中旬から行っている。期間は来年8月末までで、利用者のニーズを把握する。

 実証実験は東急東横線日吉駅や同綱島駅周辺の約6平方キロメートルの範囲で実施。車道の幅が狭く、急勾配が多い地域で、通常の大きさの路線バスでは走行できないという。住民には免許を持たない高齢者や運転の機会が少ない子育て世帯も多く、駅や駅前店舗へのアクセスを向上させる狙いもある。

 運行するのは機動力のあるワゴン車(定員10人)で、利用者の予約に応じて車載のAI機器がはじき出した最適ルートを走る。乗降場所は綱島駅のほか小学校やマンション、郵便局など58カ所を設定し、今月16日から実証実験を始めた。

 東急バスの担当者は「既存の公共交通機関と共存し、新たな移動の選択肢として普及させたい。住民の外出を促し、街の活性化につながれば」と話している。

 利用するには、配車アプリ「mobi」に事前登録するか、アプリカスタマーサポートに電話で連絡する。運賃は1回の乗車で中学生以上500円、小学生以下250円、未就学児無料。予約の受付時間は毎日午前9時半~午後4時半。問い合わせは同カスタマーサポート、電話050(2018)0107。

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